小田急多摩線に特急ロマンスカーデビュー

ダイヤ改正初日の2000年12月2日（土）、小田急多摩線に特急ロマンスカーがデビューしました。

多摩線のロマンスカーは、従来よりレジャーシーズン等には臨時運転されていましたが、本改正でついに定期列車が設定されました。

以下は、初お目見えとなった新宿発唐木田行「ホームウェイ71号」の当日の様子です。

HiSE 10000形が充当されました。

定刻どおり新宿を20:45に発車し、途中新百合ヶ丘（2番線に入線）、小田急永山、小田急多摩センターに停車し、唐木田には定刻の21:21より約2分遅れで2番線着でした。
その後、唐木田車庫には入庫せず、乗務員さんのお話では喜多見へ入庫とのことで、回送として折り返し21:45発を現地にて確認しました。

また、私の目測による各駅の降車人員ですが、新百合ヶ丘30～40名、永山10名強、多摩センター30～40名、唐木田は少なくとも50～60名以上はおり、記念乗車された方が多かったようですね（私もそうです…）。
で、HiSE 10000形は定員が432名ですから乗車率は50%を割っていると思われます。

当日の乗車率は改正初日、土休日等の要因からあまり参考にはならないと思いますが、今後の乗車率、とくに平日には注目していきたいと思っています。
とりわけ新百合ヶ丘はいまや1日平均乗降人員97,914人の主要駅で、加えて町田・小田原方面の2番ホーム着により、柿生・鶴川・玉川学園前の利用客も見込めるので、今後の伸びが期待できるかもしれません（ちなみにこれら3駅の一日平均乗降人員の合計は142,116人に上ります）。
多摩線各駅についても新聞報道（多摩版）によれば、地元ではかねて定期特急の要望があったようなので、まずはめでたしといったところでしょうか。

なお、一日平均乗降人員のデータは1999年度のものです。出典は小田急電鉄ホームページです。

【追記】
2016年3月26日（土）のダイヤ改正で、残念ながら、小田急多摩線の特急ロマンスカーはすべて廃止となりました。

（記事公開：2000年12月5日）
（最終更新：2016年5月3日）

新宿駅の特急発車案内です。

唐木田駅に到着したホームウェイ71号

唐木田駅2番線に到着したホームウェイ71号（10041F）

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